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Qスイッチルビーレーザーと色素沈着

しみ
2008.03.15.土曜日
しみ | 2008.03.15.土曜日

Qスイッチルビーレーザー治療は強いレーザーをシミ照射して、メラニンに反応させることによって、シミを浮かせて取る治療です。日焼けによってできたシミや年齢によって増えてきたシミに適しています。
通常は、照射した部分に真っ黒なカサブタが出来ます。カサブタが自然に剥がれるまでは、無理に剥がさないようにテープを必ず貼って、1週間自然に取れるのを待ちます。この1週間で、ほとんどのシミはカサブタとともに、キレイに1回の処置でとれてしまいます。
カサブタが取れた後は、赤味が数ヶ月続く場合がありますが、徐々に目立たなくなります。また、約3割のかたに、レーザー照射後早ければ、2~3週間でレーザーの熱による炎症後色素沈着と呼ばれるシミが出てくることがあります。もし、この炎症後色素沈着ができた場合は、ハイドロキノン+トレチノイン酸軟膏を塗ることで消えますが、少なくとも3ヶ月、平均6ヶ月ほど使用して頂く必要があります。炎症後色素沈着は個人差があり、濃く出てしまった場合は消えるまでにより長い時間が必要です。
Qスイッチルビーレーザーは、境界のはっきりしたシミで、日光色素斑や老人性色素斑に良い適応です。Qスイッチルビーレーザーは、シミを取るレーザーとしてはたいへん良い機械ですが、炎症後色素沈着ができた場合は、軟膏による数ヶ月のケアが必要となります。
1週間のテープが困ると言われる方には、光治療(フォトブライト)をお勧めしています。

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Qスイッチルビーレーザー

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