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【プラセンタ注射】プラセンタ療法の歴史1

プラセンタ
2015.09.11.金曜日
プラセンタ | 2015.09.11.金曜日

プラセンタは胎盤です。妊婦さんの子宮内面に付着し、赤ちゃんのヘソの緒につながる大切な組織です。お母さんの血液からの栄養分を赤ちゃんの体内に送る橋渡しをしています。しかし、出産後赤ちゃんのヘソの緒から切り離されると、胎盤は不要となります。

たった1個の受精卵が60兆個と言われる細胞に分裂して人の体が作られます。子宮内でその成長を支える偉大な組織が胎盤です。この胎盤(プラセンタ)は古来から、不老不死や若返りの妙薬として使われてきました。

紀元前4世紀、古代ギリシアの”医学の父”と呼ばれる”ヒポクラテス”がプラセンタを治療に用いたと言われています。中国では、秦の始皇帝が不老不死の薬として、また、史実は不明ですが、楊貴妃、クレオパトラやマリー・アントワネットなど歴史上の美女たちも、若返りの薬としてプラセンタを使用したと言われています。

具体的に記録として残っているものは、唐の時代には漢方医学書「本草拾遺」の中でプラセンタが紹介されており、明の時代には「本草網目」に「紫河車(しかしゃ)」の名前でプラセンタが紹介されています。

近代ではマリリン・モンローやオードリー・ヘップバーン、さらにはチャーリー・チャップリンもプラセンタを美容や健康目的で使用していたといわれています。素顔のチャーリー・チャップリンの写真を見ると、大変色白で綺麗なので、プラセンタを使っていたことは想像に難くないですね。

その後、プラセンタが注目を浴びるきっかけになったのが、1920 ~ 30 年代の旧ソ連において、生の胎盤切片を皮膚を切開して埋め込む埋没療法が、眼科医のV. P.フィラトフ(1875 ~ 1956 年)先生によって開発されことがきっかけです。以後、非常に多くの報告や研究論文が発表されるようになりました。

(つづく)

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