まつ毛育毛薬グラッシュビスタのモニターさんが、経過を送ってくれました。長さも量も濃さ(太さ)も増えているのがよくわかります。塗る範囲が少し広がってしまい産毛も増えたそうです。

グラッシュビスタはプロスタグランディンと呼ばれる末梢血液循環を良くするお薬ですので、塗り始めに皮膚の赤みや痒み、目の充血が起こることがあります。特に花粉症の時期には、目周囲も敏感になるので、副作用が出やすい傾向があります。しかし、一旦赤み痒みが出て使用をあきらめた人でも、何ヶ月か後での再使用で副作用が出ず継続される人もおられます。また、使い続けると皮膚が慣れてくることがあり、 最初の1週間を過ぎると楽になる人が多いようです。

元々目薬ですので、目に入っても心配はありませんが、流れて下眼瞼につくと、長期間の使用で、色素沈着が出ることがあります。このように色素沈着の副作用がありますので、下眼瞼には塗ってはいけません。パンダ目になってしまいます。上眼瞼に塗っている部分に色素沈着が生じたとしても、アイラインをひかれる方が多く、現実的には支障がないのですが気になる方は使用をお控えください。

このグラッシュビスタはプロスタグランディン製剤として末梢血液循環を良くする作用があるので、脂肪燃焼も促進することがあります。その作用のために上眼瞼の脂肪が減って陥没することがありますが、確率は極めて稀だと考えられ、また現実的には凹んでくる変化に気づかず塗り続けることはないと考えられますが、注意が必要です。

グラッシュビスタはこのような副作用もありますが、お化粧品ではなく薬ですので、しっかり効果が出るものですが、しっかりメリットとデメリットをご理解いただいた上で継続していただく必要があります。

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