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診察七つ道具(その2)

クリニック
2009.07.16.木曜日
クリニック | 2009.07.16.木曜日

 私の胸ポケットにある診察に必要な七つ道具紹介の続きです。
 
Image026.jpg 5つ目は、ナーサスと呼ばれる医療用はさみです。包帯を切る際などに、肌を傷つけないように、先端にはプラスチックの出っ張りがあります。これがあることで、切るものと皮膚との間に、隙間ができて皮膚を傷つけることを避けることができます。
 刃の部分は、Rがついていて曲線デザインです。これも包帯を切るときなどに、皮膚に先端が当たって突き刺さらないように工夫されています。
 しかし、どんな安全な良い道具でも使い方によっては、危険な凶器となります。昔、他科の先生が、点滴を固定する包帯をあわてて切って、患者さんの指を誤って切断してしまった話を聞いたことがあります。
Image029.jpg 6つ目は、プラスチック製ノギスです。ホクロやシミの大きさを測るときに使います。金属製のノギスは多いのですが、堅い金属製のノギスで、顔に冷たいものがあたると不快ですよね。顔のホクロの大きさを計る時に使うことが多く、金属で万が一顔の皮膚に傷をつけてはいけません。
 また、目の周囲を含め、堅い尖ったものを近づけられると、恐怖を感じられる方もおられます。ですから、このように尖った部分がない、プラスチック製ノギスを使っています。
 滅多にこのサイズのプラスチップノギスは見つからないので、昔、薬屋さんからいただいたものを壊さないように大切に使っています。
 これらの、七つ道具(全部で6種類ですが)には、すぐに取り出せるように、並ぶ順番が決まっています。必ず左から3色ボールペン、黄色マーカー、水性の黒色デザインペン、一番右に油性サインペンの順で差していて、いざ必要なときは目で追って探すことなく、手を持って行くだけで瞬時に、必要なペンを取り出すことができます。
 この気質は、血液型がA型からでしょうか?男性はものを探すのが苦手だそうです。私も例外ではなく、必要なときに必要なものが、すぐに出てこないと、仕事の能率が落ちます。探す時間がもったいないので、机の備品でも、決まった位置に置くようにしています。
 自分の欠点を知れば、自ずと対応策はうまれてくるものですね。

 

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