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医師へのあこがれ(その17)

医師へのあこがれ
2009.02.12.木曜日
医師へのあこがれ | 2009.02.12.木曜日

 日本全国に医学部は国公立50校私立30校あります。私が医学部を受験した頃の1981年から1984年は、田中角栄首相の1県1医大制度のもと、新設医学部が全国に増設され、医学部定員がもっとも多かった年で、8280人でした。
 昭和36~37年の出生数が160-170万人ですので、計算上は190ー200人に一人がが医学部に入学できる計算になります。
 現在の全国医学部定員は7,800名ほどで、平成元~2年の出生数120-130万人ですので、150ー160人に一人が医学部に入れるはずです。さらに来年度には、医師不足解消のために、医学部定員が増加され8,500人ほどになりますので、140-150人に一人が医学部に進学できることになり、数字の上では、私が受験したときに比べて、医学部には入りやすくなっています。
 しかし、現実には逆に私が受験した頃に比べて、医学部に合格するのは難しくなっています。それは、昔に比べ医学部の人気が高く、志願する人が増えているからです。20数年前に比べ、医学部志願者の偏差値が高くなっています。
 特に極めて偏差値の高い上位数校の医学部はさらに状況が厳しくなります。この超難関と言われる上位数数校の医学部合格者における現役生の割合は50%以上と、他の医学部の現役生比率よりも相当高くなっています。このことは、上位数校の医学部は、普通の人が浪人すれば入れるレベルではないくらいレベルが高いということです。漫画”ドラゴン桜”では、そういうレベルの人を”宇宙人”と呼んでいました。
 逆に考えれば、上位数校の医学部を除いて、他の医学部は浪人生の比率が高く、浪人すれば入れる学部であり、医学部はそんなに遠い存在ではなく、ここにチャンスがあります。
 このように、データを知ることで、ぼやっとしていた夢の対象が、少しずつ輪郭が明確になり、現実的姿が現れてきました。この現実的姿を元に、具体的戦略をたてていきます。
 私の場合、家庭の経済的事情で私立の30校は進学対象にはなりません、また上位数校も自分の実力から考えれると除外されるので、私の受験対象は全国国公立医学部40数校から選ばれることとなりました。
(つづく)

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