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医師へのあこがれ(その9)

医師へのあこがれ
2009.01.03.土曜日
医師へのあこがれ | 2009.01.03.土曜日

 大きな受験体制の変化に積極的に対応することなく、また、特別な受験勉強をすることもなく、共通一次試験本番当日をむかえました。
 前の日は緊張してなかなか寝付けなかったことを覚えています。試験会場が住吉高校か東住吉高校だったと思います。直線距離だと近いのですが、電車で行く場合は遠回りで時間のかかる場所でしたので、余裕を持って行くには大変朝が早い時間となり、なおさら遅刻してはいけないと思うと寝付けませんでした。
 テスト自体は物理と数学以外は、あまり解けた実感は無く、特に英語は、難しかったのか易しかったのかもわからず、手ごたえがありませんでした。
 試験終了翌日、すぐに新聞紙上に解答が公表されました。さっそく、自己採点をしました。1,000点満点で730点でした。全国平均よりは高かったはずですが、学校内平均よりは少し低かったと思います。この点数を元に担任の先生の進路指導を受けました。
 担任の先生の進路指導も君の成績ならこの大学ののこの学部のこの学科くらいであれば入れるよくらいの指導であったと思います。そのころ私に明確な目標が無かったので、担任の先生としても具体的に指導をすることも出来なかったと思います。
 ただ、先生の言葉で、学部学科を選ばなければ、阪大に入れるかもしれないという状況には魅力を感じました。阪大と言えば、歴史のある国立大学です。大阪で阪大出身と言えばそれだけで尊敬される程のあこがれの大学です。泣かず飛ばずの成績の私が、阪大に入れるのなら、御の字です。
 私の周囲には大学に進学した人さえ殆どいなかったので、息子が阪大に合格したとなれば、両親も鼻高々です。3年間心配かけた両親にも安心してもらえると思いました。
 目標を忘れた青年は、流されるまま自らの人生を決めようとしていました。ついに少年の頃の”医師になる”夢は、風前の灯火となっていました。(つづく)

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