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医師へのあこがれ(その7)

医師へのあこがれ
2008.12.25.木曜日
医師へのあこがれ | 2008.12.25.木曜日

 私たちが大学受験をする頃に、国公立大学の入試制度は共通一次試験と呼ばれる試験制度に大きく様変わりました。今のセンター試験と同じような試験です。国公立志願者全員が共通一次試験を受け、その後、各大学の2次試験を受験して合否が判定されます。
 高校2年生に上がる頃、教師になることを考え始めた私は、大阪教育大学に進学するつもりで、受験科目を調べました。大阪教育大学(高校理科過程)の2次試験は理科1教科で受験可能でしたので、高校2年生から始まる物理学に力を入れて、授業も試験勉強も自分なりに気合いを入れて取り組みました。
 この物理学で、私に再び奇跡のような出来事が起こります。三国ヶ丘高校伝統のテスト成績番付において、第1回物理学試験で私の名前が1番に掲載されたのです。単独1番ではなかったのですが、それでもたとえ1教科であっても、東大、京大、阪大に合わせて100人以上進学する秀才同級生すべてを追い越して1番になれたのです。
 この1番は、この物理学でもこれっきりで、後にも先にもこの1回きりでした。しかし、1回きりでもこの1番は、私の自信になり、たとえ凡人でも努力すればできるのだと、私は身をもって体験することができました。この小さな成功体験は、今後の私の人生のおいて大変重要な役割を担うこととなります。
 たった1回のこの成功体験がきっかけになって、ゆっくりゆっくり私の成績は伸び始め、高校3年生の頃には全学年でも中間くらいの成績になっていました。物理学に必要な数学も少しづつできるようになってくると、今度は工学部系の学部に興味を持つようになってきました。医師へのあこがれはすっり影を潜めてしまい、あの医学少年はどこに進むのか、さらにさらに、さまよい始めていました。
 これで切れたように思えた大阪教育大学との縁は、20数年後に青天の霹靂のごとく突然つながります。この20数年後の大阪教育大学とのつながりは、私の人生の舵を大きく切られせることになり、大海原に漕ぎ出すきっかけとなります。そんな未来を、高校3年生の私は微塵も想像することは出来ませんでした。(つづく)

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