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医師へのあこがれ(その2)

医師へのあこがれ
2008.08.19.火曜日
医師へのあこがれ | 2008.08.19.火曜日

左上腕骨骨折で隣の泉大津市Y病院に運び込まれた日から、私の左手は高く牽引されベットから身動きできない状態となった。
左腕がほとんど動かせない状態なので、寝返りも自由にうつことができず、なかなか寝付くことができなかった。牽引されていて本来なら骨折の痛みは少ないはずだが、腫れている状態の腕は大変重く感じ、鈍い痛みに三日三晩うなされた。手術すると聞かされて腰を抜かした私は、いつの間にか”早く手術をしてほしいと”とつぶやくようになっていた。
入院して3日後、水曜日の夜、手術の日は全身麻酔手術を受ける私の一大事に、親戚の人たちが集まってくれました。周りの人たちの心配とは裏腹に、私は手術の不安や恐怖はなく、やっと手術をしてもらえるんだという安堵感に包まれていました。
手術台に寝かされて、ゴムの臭いが強いマスクで鼻と口を覆われました。10数えてくださいねと言われ、1から数え始めましたが10まで数えることなく、私は意識を失いました。3日間寝不足だった私を、静脈麻酔剤は一瞬にして、麻酔導入に適した眠りにつかせました。眠ってしまう瞬間に、ほのかに甘い香りがしたのを憶えています。今思えばその香りは、吸入麻酔剤の亜酸化窒素、笑気のにおいです。この甘い香りが笑気の臭いだと知るのは、その時から10年以上後のこととなります。(つづく)

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