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眼瞼下垂手術と左右差その2

眼瞼下垂
2010.11.15.月曜日
眼瞼下垂 | 2010.11.15.月曜日

眼瞼下垂手術の術中に
左上眼瞼が終了して、
しっかりまぶたが上がり
右も処置が終わって
左を見ると、すでに
逆戻りしていること
があります。
この現象は、
片方の眼瞼下垂
手術終了後、
反対の処置中に、
ミュラー筋tと
呼ばれる筋肉が
刺激されることで
すでに処置の
終わっている
反対のミュラー筋を
ゆるめてしまうことが
原因と考えられて
います。
ミュラー筋は
交感神経支配で
眼瞼挙筋とともに
上眼瞼を上げる
筋肉です。
眼瞼挙筋は
動眼神経と呼ばれる
神経支配で
意識して、眼瞼を
上げるときに
働きます。
ミュラー筋は
自律神経の交感
神経支配ですので
無意識に眼瞼を
上げる筋肉です。
術中に、
このミュラー筋を
強く引きすぎたり
刺激をすると
先ほどの様な
ことが起こります。
信州大学松尾教授は
眼瞼を強く挟むことでも
ミュラー筋が痛むと
論文でものべられて
おられます。
そにょうな現象が
極力起こらないように、
交感神経レセプター
をもつミュラー筋を
傷つけたりしないように
術中は丁寧に丁寧に
手術を行います。

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