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眼瞼下垂手術(止血)

眼瞼下垂
2009.08.05.水曜日
眼瞼下垂 | 2009.08.05.水曜日

眼瞼下垂手術で、
剥離をすすめていくと、
深くなればなるほど、
結膜(粘膜)の裏側の
血管が多い部分に近づくので、
出血しやすくなります。
出血部分はバイポーラと呼ばれる
電気止血装置で焼いて止血します。
バイポーラを使うときは、
機械から”ピッ”という音と、
”ジッ”とバイポーラの先端で
止血される音がします。

バイポーラ止血の時に、
他の手術場所の止血操作と違って、
眼瞼下垂手術の際は、
術野の直下(裏側)に、
結膜(粘膜)がありますので、
普通にバイポーラで焼くと痛みが出ます。
痛みが出ないように、
組織をバイポーラでつまんで
持ち上げて焼いて止血することで、
痛みが出なくなります。
眼窩隔膜と呼ばれる
脂肪を包む前面の膜が連続して、
眼瞼挙筋の一部につながっていて、
その折り返し地点(最下点)が、
瞼板につながっているのですが、
眼瞼下垂の人は
この部分が、後退しています。
ここで患者さんに目を開ける動作を
して頂きます。
手術しているまぶたは、
強く引かれているので、
実際はまぶたは動きませんが、
後退している眼瞼挙筋が
動きますので、場所を
同定することが出来ます。
眼瞼挙筋が見つかったら、
やっとタッキングと呼ばれる、
眼瞼挙筋を短くする操作に移ります。
(つづく)

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