つかはらクリニック院長のブログ

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【イボ・ホクロ】老人性イボとガン

しみ ほくろ 形成外科・皮膚科
2014.08.08.金曜日
しみ ほくろ 形成外科・皮膚科 | 2014.08.08.金曜日

老人性イボ(疣贅)と呼ばれる脂漏性角化症は、若い人でもできますが、一般には年齢を重ねることで増えてくる、シミに似た病変です。境界明瞭でやや盛り上がり、触ると表面がザラザラして、遠目にはシミに見えますが、シミとの違いは、やや隆起している(まったく隆起していない脂漏性角化症もあります)ことと、表面のざらざら感です。ですから、この脂漏性角化症と、シミの日光色素斑を同じものとして扱う先生もおられます。

また、脂漏性角化症と似ている病変で日光角化症(老人性角化腫)があります。シミの代表が日光色素斑なので、日光角化症も名前が似ていて、シミのように思われがちですが別物です。日光角化症から癌になる確率は低いのですが、日光角化症は扁平上皮癌(有棘細胞癌)の前癌状態と考えられています。

日光角化症も一見シミのように見え、一部角質が盛り上がることがあるので、脂漏性角化症とよく似た局面となります。脂漏性角化症の色は全体が比較的均一な茶色ですが、日光角化症は赤みが混じったまだらな色なことが多く、一部茶色になることもあります。また、日光角化症はカサブタのような角質が厚くなることがあり、皮角や落屑と呼ばれる状態になることがあり、脂漏性角化症に比べ硬い印象です。

脂漏性角化症は皮疹以外の症状は稀ですが、日光角化症ではときどき痒みを感じることがあります。もうひとつの違いは、脂漏性角化症の境界は比較的ハッキリしていますが、日光角化症は境界が不明瞭なことがあります。

さらにやっかいのなのは、この日光角化症(老人性角化腫)と脂漏性角化症(老人性イボ疣贅)と日光色素斑が混ざってできることがあります。さらに、その部分にホクロが重なることもあります。こうなると、ご自身で判断することは難しいので、心配な皮膚病変があれば相談してください。

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