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【眼瞼下垂】手術術式の選択

眼瞼下垂
2011.08.09.火曜日
眼瞼下垂 | 2011.08.09.火曜日

先日、当院で行っている眼瞼下垂の手術術式を問い合わせるメールをいただきました。

眼瞼下垂の手術方法は様々で、ミュラー筋と呼ばれる深く薄い筋肉のみを短くする方法や、眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉を短くする方法、その両方を短くする方法、皮膚も一緒にとる方法、皮膚のみを切る方法など様々です。
また、筋肉を短くする場合も、筋肉を瞼板との付着部分から切り離してしまう方法と、切り離さずタッキングと呼ばれる方法でたくし上げるだけの方法もあります。さらに、縫合する糸なども自然に溶けてなくなる糸を使うこともあれば、溶けないナイロンを使うこともあります。
患者さんの眼瞼下垂の程度や原因によって、同じ眼瞼下垂手術でもその術式は様々です。患者さんひとりひとり症状が違いますので、その症状に応じてどの手術術式を選択するアセスメントが難しいと思います。
私自身の方針としてはできるだけ侵襲が少ない術式を選ぶようにしています。手を抜くのではなく、極力不必要な処置は行わず、最小限の処置で眼瞼下垂の改善を目指します。術者が余分な処置を加えれば加えるほど、副作用が多くなり術後のダウンタイムが長くなります。
また、万が一再手術を行わなければならなくなった場合に、最小限の侵襲で行っている手術跡は瘢痕も少なく修正が行いやすい傾向があります。
手術中によく思うことですが、人の体に不要な組織や機能はありません。ですから自然な組織をできるだけ傷つけないように、最小限のダメージで最大限の効果を上げることが、手術では肝心だと思います。

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