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【脱毛】毛を抜くこと

脱毛
2011.07.09.土曜日
脱毛 | 2011.07.09.土曜日

最近、毛を抜くことに関するお問い合わせいただくことがあります。もし、レーザー脱毛をはじめるおつもりでしたら、毛は抜かないようにしてください。


レーザー脱毛のレーザーは、毛の黒い部分と反応して、熱エネルギーを発生するように設計されています。その熱エネルギーが毛の周囲の組織を適度に破壊することで、次の毛が生えてこなくなり、脱毛される原理です。

毛を抜いてしまいますと、レーザーのターゲットがなくなり、熱エネルギーも発生しませんので、脱毛効果は現れません。昔の針脱毛のように毛を伸ばす必要はありませんが、毛根部分を残して剃っていただく必要があります。

長い毛が残っていますと、レーザーはその部分にも反応しますので、肝心の毛根に届くレーザーエネルギーが少なくなってしまい、脱毛の効果が弱くなってしまいます。ですから、そり残しがあると、効率よくレーザーのエネルギーが毛根に届きませんので、脱毛効果が弱くなってしまいます。

白髪にはレーザーが反応する黒い色素がありませんので、レーザー脱毛は効果がありません。白髪だけはレーザー脱毛を行っても残ってしまいます。実際には、周囲の黒い毛が減れば、白髪が目立つことはないので、困ることはありません。

繰り返し抜くことで、また、弱くても炎症が続くと色素沈着になる副作用があります。一度毛嚢部分が色素沈着になってしまいますと、色が抜けにくく治療に期間がかかってしまいます。毛は抜いても当然また生えてきますし、抜くことによって軽い炎症を起こしたり、抜いた部分から最近が侵入して毛嚢炎になってしまうことがありますので、抜く行為は避けられたほうが、医学的には安全ですね。



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