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私の失敗(初老のご婦人)

ドクターズコラム
2010.10.22.金曜日
ドクターズコラム | 2010.10.22.金曜日

以前、
私は外来や病棟で
お年をめされた方に、
ご挨拶するときには
お父さん、お母さんと
呼ぶようにしていました。
以前、
NHKで放送されていた
悠々クラブという、
お年寄りが出演する番組で
その進行役を欽ちゃん
(萩本欽一さん)が、
出演する人を、
おじいちゃん、
おばあちゃんと
呼ばずに、
お父さん、お母さんと
呼ぶのをみて、
私も真似して、
外来や病棟で、
そのように
呼びかけていました。
その結果、
初対面の方が多い
外来でも、患者さん
との距離を縮め、
親近感を持っていただく
ことができました。
しかし、その日は
違っていました。
初老のご婦人で、
初診の方でしたので、
いつもどおりに
”おかあさん”今日は
どうされましたか?と、
親しみをもって
声をかけました。
いつもであれば、
それだけで患者さん
の口元がゆるみ、
少し微笑まれて、
症状をお伝え
願えるのですが、
その日は、
逆にご婦人の顔には
はっきりと不快な表情
が現れていました。
そして、
”私には子供がいません”
と、しかられました。
お子さんのない方
にとって、
”お母さん、お父さん”と
呼ばれることは、
嫌な思いがすることが
あると、思いが至ら
なかった事を、大変
反省しました。
それ以来、
その呼び方は
していませんが、
時々
”お父さん、お母さん”と、
呼ばせていただく際には、
問診表に、お子さんが
いられるかいないかを
必ず確認してから、
呼ばしていただく
ようにしています。
そのためだけの理由
ではありませんが、
当院の問診表には、
お子さんの有無を
記載していただく
ところがあります。
良かれと思って
していることでも、
受け取る側にとっては、
こちらが考えている
ほどでもなかったり、
逆な効果になること
もあるのだということ
を知りました。
皆さんも、
こんな失敗は
ありませんか?

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