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眼瞼下垂手術(切開)

眼瞼下垂
2009.07.27.月曜日
眼瞼下垂 | 2009.07.27.月曜日

眼瞼下垂手術の皮膚切開には15番メスを使います。形成外科で用いる手術器具は全体に小振りで、腹部などの手術器具に比べて小さいものが多いです。15番メスもみなさんが想像するメスよりも小さいと思います。その分、微妙な細かい切開に適しています。
しっかり麻酔が効くのを待って、印を付けたラインに沿って皮膚を切開します。瞼の皮膚は薄く伸びていることが多く、直下に脂肪が多い場合は皮膚の固定が不安定となるため、しっかり左手で皮膚を引っ張りながら、さらに右手の小指で反対側に皮膚をひきつつ、切開していきます。
右手はメスを持ちながら、小指で皮膚を引きますので、昔は最初慣れるまでは指がつりそうになりました。このときに、痛むことはありませんが、少々押される感じと、引っ張られる感じはわかります。
皮膚を切開すると、直下に眼輪筋が現れます。ここで、皮膚に糸をかけて、下方(足側)引っ張り、糸の先端を滅菌されたテープで固定します。スタッフの多い病院ではこの糸を、助手が引くことになりますが、当院では工夫してテープ固定しています。
反対側(頭側)の皮膚は、手術用フックで引きます。皮膚を上下に引っ張ると、この眼輪筋がのばされて、その下にうっすらと瞼板と呼ばれる上瞼の支えとなる組織が見えてきます。
麻酔の効果で痛みを感じることはありませんが、皮膚を比較的強く引きますので、伸ばされる感覚はわかります。この皮膚を引いた状態では、目を閉じていても少しまぶしく感じます。つらいほどのまぶしさではありませんが、このまぶしさは、最後に皮膚を縫合するまで続きます。
(つづく)

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