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診察七つ道具(その1)

クリニック
2009.07.05.日曜日
クリニック | 2009.07.05.日曜日

 今日は、私の胸ポケットにある診察に必要な七つ道具を紹介します。
 まずは、3色ボールペン。当院は電子カルテですが、診察をスムーズに行うために、その日の予約表を印刷しています。患者さんが来られるまでに最小限必要な情報を予定表に黒色ボールペンで書きこみ、パソコンのない処置室で診察した際には、青色ボールペンでメモとしてに書きこみ、診察が終わったら、赤色ボールペンでで予定表にチェックをします。
Image012.jpg 電子カルテは便利な部分もありますが、まだまだ不便な部分もあり、紙文明から完全脱却はまだまだ難しく、紙との併用に、この3色ボールペンは手放せません。手になじむ持ちやすい太さがあって同じボールペンをインクが無くなったら替芯を買って入れ替えて使い続けているので、既に先が擦り減っています。
Image016.jpg 次は、黄色のマーカー。これは、脂肪融解注射や脱毛処置の範囲に、印をつける時に使います。比較的広い範囲にマークするときや、黒色に反応するレーザーを使うときに使うペンです。黒色に近い色のペンだと、レーザーが反応して、やけどを起こす可能性があります。視認性はオレンジ色が良いのですが、処置後目立ちにくいように、私は黄色を使っています。
Image020.jpg 3つ目は、先端が極細の黒色水性デザインペン。ヒアルロン酸注射やボトックス注射など、顔の注射で、比較的狭い範囲の、細かく微妙な操作が必要な部分に使います。
 処置前に患者さんに鏡を見ていただきながら、あらかじめ希望される部分を確認し、印をつけてます。先端は大変細い美術デザイン用のものを使っています。処置後すぐに消す必要がありますので、このペンは水性を選んでいます。
Image022.jpg 4つ目は、黒色油性サインペンです。主に細い方を、二重埋没手術の前のマーキングに使います。消毒してもとれないように、油性のものを使います。
 最初は顔に消えにくい油性ボールペンで印をつけることには抵抗があったのですが、術後開眼状態では、黒い印は二重ラインの中に隠れるので目立つことはありません。術前に患者さんと時間をかけて一緒に決めたラインが消えてしまっては元も子もありませんので、二重埋没手術の時には、油性サインペンを使っています。
 これらの道具はどれも特別珍しいものではありませんが、日常の診療をスムーズに行うために欠かすことができない、大変重要な脇役達です。
(つづく)

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