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医師へのあこがれ(その21)

医師へのあこがれ
2009.03.23.月曜日
医師へのあこがれ | 2009.03.23.月曜日

  万全の準備で臨んだつもりの、2度目の共通一次試験で、得意の物理学での失敗のために、目標とした8割5分に届かず、830点に留まりました。志望した大学への合格安全圏には、850点ほどが必要であったので、20点足りませんでした。
 希望大学は、福井医科大学です。現在は福井大学と統合され、福井大学医学部となっています。二次試験の受験教科から、自分に有利な大学は理科1教科で受験できる大学で、福井医大以外にも奈良県立医大も候補にあげていました。
 共通一次試験の点数は目標には届きませんでしたが、福井医大を受験することに、迷いはありませんでした。福井は父の故郷で、父の家族は戦災で焼け出されるまで福井市に住んでいました。その後は同じ福井県の敦賀市に移り住み、今も父の兄弟おじさんたちは敦賀に住んでいます。自然に惹かれるように私は、福井を目指しました。
 共通一次試験終了後、二次試験までの間は受験教科が少なくなるので、勉強の方法が少し違ってきます。当時、共通一次試験は全教科受験が原則で、5教科7科目もあるので、広く浅くの勉強となります。志望する各大学で受ける、二次試験は教科が減る分、内容が深くなります。
 数学は数Ⅲが、物理は物理Ⅱが中心となり、範囲は狭くより考えさせられる内容となります。英語があまり得意でなかったのと、短期間で成績を上げるのが難しいので少々不安が残っていました。しかし、その英語に少しだけ自身がつくことがありました。
 経済的理由で進学する予定はありませんでしたが、力試しに受けた関西学院大学理学部に合格しました。当時、関西では京都大学理学部と並び称される関学理学部の合格は、私に自信を与えてくれました。特に英語に不安があったので、英語の比率の高い試験での合格は、もしかしたら自分にも普通の英語力があるのかもしれないと錯覚させてくれました。30年経った今も、関学理学部の合格通知は大切に残しています。
 そのころ、福井県は56豪雪と呼ばれる20年ぶりの大雪で、トラックダンプいっぱいに積まれた処分しきれない雪が、海や川に捨てられる場面が連日報道されていました。福井医大からさほど遠くない一軒家で、この豪雪で家の2階窓から出入りしている高校3年生の少女がいました。今まで無遅刻無欠席の彼女が、大雪による交通機関の麻痺で初めて学校を欠席しました。
(つづく)

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