先日、Kracie(クラシエ)さんという製薬会社さんに、漢方薬についての勉強会をしていただきました!!
ランチョンセミナーということで、お弁当を食べながらの講義でした☆
ご用意していただいたお弁当↓↓↓
お野菜いっぱいでヘルシー♪
漢方薬という言葉を1度は耳にされたことがある方も多いと思いますが、苦そうで・・とか効果はあるのか?とか疑問に思われることも多いと思います。
当院でもニキビ治療で漢方薬が処方されることがあります。
より漢方薬についての理解を深めるために今回講義していただきました☆
漢方薬とは、化学合成された物質である西洋薬とは異なり、生薬で構成され多成分なので効能・効果が広いお薬です。
漢方の得意な分野として、アレルギー疾患・生活習慣病・心の病気・冷え・女性の病気などがあります。
例えば、PMS(月経前にホルモンの変動により起こる様々な不快症状)や更年期症状には、婦人科3大処方といわれる代表的な3種類の漢方が使われます。
№23・・・下腹部痛や発熱・脱力感や疲れやすさに
№24・・・イライラ・うつ・不眠などの精神症状に
№25・・・頭痛・肩凝り・めまい・貧血・冷え・むくみに
それぞれの特性から少し効果が違ってきますが、すべて女性疾患に効果的であり、患者様の体質や症状によって使い分けていきます。
女性の健康は性周期の影響を受けている為、心と身体のバランスを保つことが重要ですね。
また当院でニキビの患者様によく処方される十味敗毒湯についても詳しくお話していただきました★
十味敗毒湯とは、炎症を沈め化膿傾向のる皮疹に適した漢方で、ニキビ以外にもアトピー性皮膚炎や蕁麻疹・水虫など様々な皮膚疾患に幅広くしようされています。
ニキビの発症には、男性ホルモンのアンドロゲンの増加が影響しているため、男性ホルモンに拮抗して作用する女性ホルモンであるエストロゲンの増加はニキビの産生を抑制します。
十味敗毒湯の構成生薬の中でも桜皮という成分が、繊維芽細胞におけるエストロゲン産生を誘導し、消炎・抗菌に働きかけます。
つまり簡単にいうと、桜皮がエストロゲンというホルモンを増やすことで、ニキビができにくくなります!!!わーい!!!
ニキビにお悩みの方は、処置と合わせてぜひ漢方薬も試してみてくださいね。
女性疾患やニキビだけでなく、様々な疾患に幅広く効果のある漢方薬はこんなに多種類あります♪♪
すごくたくさんありますね!
同じ病気(病名)でも、その病態や患者様の体質・体力などは個人差があります。
患者様一人一人のタイプによって使い分けていくことができる!!、漢方薬、一度検討されてみてはいかがでしょうか??